2011年07月

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『ロック~わんこの島~』の
“完全なネタバレ”を一部に含みます。

日曜日は人多くて落ち着いて見れませんな。
土日と 1,000 円の日は映画館行かなくてもいいやー。

ロック~わんこの島~ [★★☆☆☆]

2000 年に起きた三宅島の火山の噴火による避難の過程で離れ離れになってしまった、少年と、その飼い犬ロックの物語。
……“三宅島の火山噴火”を“福島第一原発事故”に置き換えても全く違和感なし。ストーリー自体は過去で、主人公も冒頭で「みんなは忘れてしまっただろうか」と言ってたけど、2011 年の日本人にとって災害は現在進行形(しかもどちらかと言えば悪化中)でありその点非常にリアルです。

ロックかわいい (*゚∀゚)=3
しかも大型犬! 多分ゴールデンレトリバー (*゚∀゚)=3=3
大きくなったロックももふもふかわいい!
この感想で終わりでいいです!
いぬかわいい。いぬだいすき。ぬことか()笑

しかし、まあ、引っかかる部分も。
少年が島を去るときはロックが車を全力で追いかけ、ロックが少年の元を去るときは今度は少年が車を追いかける。この演出は定番ではあるけれど、ここまであからさまに同じ見せ方だとひねくれ者のわしとしては計算臭さの方を強く感じてしまい。さあここで泣いて! と言われたようでちょいと興醒め。
それから ―― 動物救護センターを手伝ってたあの大学生は“空気の読めない救いようのないバカ”ってことでいいのかしら。少年とロックを見てて良い奴にクラスチェンジした、なら東京を離れる際のセリフはもうちょっと考えてあげるべき。結局変わってないのならあのシーン全部いらない。気分悪くなるだけ。……傍観者でしかない我々観客を痛烈に皮肉ったのだ、と言われればまあ納得。

ラスト近く、4 年が経過しやっと三宅島に帰れる! となったあとの展開が非常に残念。
完全にネタバレするとロックはこの 4 年間、新しい飼い主の元で、新しい名前を得て幸せに暮らしていたのです。……その、今やよそん家の犬である“元”ロックを、少年の父親は三宅島に連れて帰ろうとします。
そういう約束だったって? でも 4 年だよね? 一緒に暮らした時間はあんたらと同じか、下手すればそれより長いよ? 4 年間世話した方は無視? さんざん家族の絆を訴えておいて他所んちの家族の絆はぶっ壊していい? 被災者の要求は全て無条件で受け入れるべき、とか明らかに間違った価値観植え付けようとしてない? それはそれで実にフジテレビらしいけど。
獣医さんは「ロックに会わせて下さい」という父親の要求を断固として断るべきだったと思うわけです。勘違いした DQN 親なんかほっときゃいい。まあ三宅島に帰る際一目見る位は良いとして、でも「ロック」と呼んではだめ。別離は飼い主である少年自身が決めたこと。忘れられてなかったことだけを喜ぶべき。

それまでのいい話が最後の最後で全て台無し。
なので★ 1 つ。
でもロックかわいいので★ 1 つおまけ = ★ 2 つ、という評価。
どうでもいいけどサブタイトル、本編に一切かかってないよね。正確に書けば「(その後その)わんこ(がマスコット犬として有名になる予定)の島」?

追記として、後ろの席に座ってたお子さんのコメント。
「そんなあぶないしまならひっこせばいいのに」

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
『カーズ 2』のネタバレを若干含みます。

日本人ってサブタイトル好きだよね、といつも思います。
いいじゃん『DOG x POLICE』で。いいじゃん『LIFE』で。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 [★★★★☆]

原作未読。映画は一作目のみ視聴済。
それだけでもだいたいの話は判るうまい脚本演出。つまり、分霊箱が 1 つでも残ってる限りラスボスは復活するから、戦う前に必ず壊しておかねばならない。それで PART1 ではそのための旅をしていたと。

しかしやはり判らないことも多く。
それはまあ仕方がないか。

分霊箱の破壊にも特別な道具が必要らしく、PART1 でそのためのグリフィンドールの剣を手に入れたのにそれは序盤で簡単に奪われてしまい。どうするのかと思ったらロンより代替手段が提示。じゃあ剣を探す旅必要なかったよね。あんな寒い思いしてまで。
そのグリフィンドールの剣、ゴブの手から消えちゃったけどあれどうなったのか。しかも最終局面で男子生徒が帽子、たしかあれは 1 作目で子供らがどの寮に入るにふさわしいかを決めた組み分け帽? の中から出したような。
あとニワトコの杖。忠誠心に関する話から考えると、あの時点で杖の所有者はヴォルデモートに移ってないとおかしくないか。あ、いや、でもあの秘宝は戦う前に手放してたし ―― じゃあ結局瞬間的にも死んでないってことかしら。いかにも三途の川的な映像だったけど。
そうなると死んでるかどうか確認しにきた女性(トラゴの母親?)が嘘ついてくれなかったらアウトだった、ってことに。ヴォルデモートが自分で確認すれば勝ちだったのにね! 安心し切ったか、堂々と最後の分霊箱を従えてホグワーツ来ちゃったし。

ラスト。ハーマイオニーの家族に触れられなかったのは残念。消しちゃったものはもう元には戻せないのか。だとしたら悲しすぎますな。
しかしながら実に幸せそうで良かったです。
終わり方が気持ちよいので★ 1 つサービス。ただシリーズ最終作なんだったらエンドロールの BGM もうちょっと明るいのにしてくれても。なんか暗い。

カーズ 2 [★★☆☆☆]

これは ―― もしや既存の枯渇性燃料資本 vs. 再生可能資源燃料資本のドロドロとした争いが根底にある? と思ったらさすがお子さま向け作品。単純な解でした。というか破綻してるように見えます。
そもそも、元々そうだったんだから売らなくて良いし。最初は本当にそう言う目的であったとしても色々おかしい。なんでそんな手間のかかることをするのか。意味わかんない。

車だから良いけど、よく考えたら描写は相当残虐。鉄塊にされるわ、バラバラになるわ、爆発させられるわ。おお、怖い怖い……。
R15+ でもおかしくないくらいです。

レースシーンはスピード感あって○。
日本でのトイレのシーン。HENTAI 的システムに萌え文化までミックスされてさらに大変なことに。さすがにあそこまでは行かない、と、思う。
あとぶっちゃけメーターうざい。

映画『小川の辺』の
ネタバレを若干含みます。

せっかくのフリーパスだし期間中に上映される全ての映画見てやろうと思ってるのですが、チケットカウンターのお姉さんがたにあだ名をつけられないかどうか、が心配です。似てるからって「ショーン・ペン」とか付けられたらわし困っちゃうな!

小川の辺 [★★★☆☆]

農政の誤りを指摘した事で藩主の逆鱗に触れ、妻である田鶴(菊地凛子)と共に脱藩した佐久間森衛(片岡愛之助)。
その佐久間を斬れと命じられた戌井朔之助(東山紀之)。
朔之助にとって佐久間は友人であり、共に剣の腕を競った仲間であり ―― そして妹の夫。
……病に倒れた前任者を除けば佐久間を斬れるのはもはや自分のみ。また佐久間に脱藩を勧めたのは妹・田鶴ではないか、という噂も囁かれている。辞退は許されない。
逡巡ののち朔之助は命を受け入れ、兄弟のように育った戌井家の奉公人・新蔵(勝地涼)と共に佐久間と田鶴が隠れて暮らしていると思われる行徳へ出立する。

見終わった直後の感想:なんかもう田鶴がよくわからない (´・ω・`)

行徳までの旅の最中、佐久間が脱藩した理由、一勝一敗のまま降雨のため取りやめとなった佐久間との御前試合、朔之助・田鶴・新蔵の子供の頃の話、そして田鶴と新蔵の決して許されない関係などが描かれます。

子供の頃の回想、田鶴はなぜ兄である朔之助をそれほどまでに嫌うのか、が「?」。確かに朔之助は当時から厳しい兄であったようだし、田鶴は母親に似て勝ち気だ、とは語られたけど。……それだけじゃ弱いような。
んで大人の田鶴も子供の頃と同じくずーっと仏頂面。僅かの笑顔もなし。華やかさ皆無。これは逃亡潜伏生活の疲れか、現状に対する不満か。ともあれ、彼女は幸せだったのかどうか、が全く不明なまま終わってしまいました。こちらで補完しようにもデータ不足。
ていうか田鶴って電波かも? いきなり泣くわ新蔵の前で服脱ぎ出すわ。
で、見終わった直後の感想になるわけです。田鶴の内面に全く触れられておらず、その点消化不良。新蔵が田鶴を好きになった理由も判らないままだから「よくもまあそんな面倒くさい女を」と思ってしまいます。よってラストシーン台無し。

雨降り出したのついさっきなのにもう地面ぐちゃぐちゃ、行徳での新蔵があからさまに挙動不審、かんざし意味ない、田鶴見つけたの偶然、見つけたあとすぐ報告しなかった理由は? など気になった箇所もいくつか。
音楽は良かったです。特にメインテーマ。
時代劇好きなら。