[TV][Film] 続けて細田作品を

映画『おおかみこどもの雨と雪』と、
あと『サマーウォーズ』と『時をかける少女』の
ネタバレを若干含みます。

いい機会だし『サマーウォーズ』と『時をかける少女』を見る。

二作品とも、設定の甘さを勢いで持っていくタイプの作品でした。「怒濤の展開!」とか「次から次にトラブルがッ!」とか、そう言った塩梅の。
翻って『おおかみこどもの雨と雪』には勢い皆無。
なので甘さの部分が目立ってしまったのではあるまいか、と感じた次第。

『サマーウォーズ』
「そんなバカなwwww」が繰り返される実に楽しいエンターテインメントでした。
ゲーム内アバターの躍動感あふれるバトルと、影の薄い小磯健二君の実に静かな、絵的には全く面白みのない、レポート用紙上で繰り広げられるバトル、という対比がとてもとても良かったス。その後レポート用紙に書くという動きすらなくなって ―― 「……あ、暗算 (゚Д゚)」があれだけ格好良く聞こえるとは!
ああ数学ってなんて素晴らしいんだ! と思える事間違いありません!
数学嫌いな人は BD 借りてきて見るべし!
ってこないだ地上波でやったんでしたっけ。

『時をかける少女』
芳山和子ってどっかで聞いたなーと思ったらそうだ、原田知世さんだ (゚∀゚) ならばそこは原田さん本人に演じて戴きたかった……!
で、和子はまだ深町待ってるんですね。意識の奥底で。
ところでなんでこうも、タイムリープ = 鬱、なんでしょう。鬱展開を回避しようと足掻くと更なる鬱を招く、というのもお約束。んでもーどうしようもない! ってんで最初の最初を書き換える、というのもお約束。
とまあ、実にテンプレート的な作品でした。
が、そこに、女 1 人男 2 人でしかも放課後野球とかやってるよくわからない関係性の 3 人を持ち込むことで鬱一辺倒化をうまいこと回避。告られてギクシャクするのが嫌だから跳んじゃおう! とか普通そんなことに使おうとは思わないよねー。けどあの年頃あの関係性なら使っちゃうかも、と思わせてくれます。
真琴の妹がいいキャラでした。手振ってるし。
「お前、タイプリープしてねえ?」さすが高校生、実にストレートです。

面白かった作品は BD に移してますが、この 2 作品もムーブ。

各所の『おおかみこどもの雨と雪』評を読んでみる。
そのうちの一つに、花さんはダブルバインドによりこどもを縛る悪役であり、この作品は母親からの開放がテーマである、との感想が。
なるほど、そういうとらえ方も出来ますね。
ただ ―― 花さんが使った言葉を思い出してみると、花さん自身が最もそれを危惧していたのではないか、と感じます。「皆が驚くから」とか「偉そうにしてはいけない」とか。
狼になるの禁じちゃえば手っ取り早いけど、そうはしなかった。って時点で評価してあげるべきだと思うのです。

そう言えばこの作品の脚本、『八日目の蝉』の方なんですね。
……そんなに男が嫌いか (゚Д゚)
はいはい全部自分勝手な男のせいですよ!

タグ: ,